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2013年06月29日

古事記E〜八十神の迫害

こんにちは、神主のすおうです
本日も古事記の現代語訳を進めていきます。
前回は因幡の白兎のお話でしたので、今回は兄弟の不仲のお話です。
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八上比売(ヤガミヒメ)八十神の申し出をきっぱりと断りました。そして
「わたしは大己貴(オホナムヂ)と結婚します」と言った。
これを聞いた八十神達は怒って、大己貴を殺そうと考えたのです。


兄弟みんなで相談して、ある作戦をたてました。
そして伯岐国の手前の山麓にやってきて大己貴に言ったのです。
「赤い猪がこの山にいる。我々が一斉に追い降ろすから、お前は下で待ち受けて捕まえるんだぞ。
もし捕まえられなかったら、必ずお前を殺すからな」
けれど兄弟たちが実際に落としたのは猪に似た大石を火で焼いたものでした。そんなものを転がし落としたのです。
落ちてくる岩を受け止めようとして、大己貴はたちまちその焼け石に焼きつかれて、死んでしまいました。

・どちらを選んでも殺される、選択肢があるように見せかけて、実際は一択しかありません。
大国主は、荷物持ちとして連れて来られたとだけ書いてあるので、ヤガミ姫のことをどう思っていたのかはわかりません。
彼も求婚しようと考えていたのか、まったく興味がなかったのか。
事情を知っていて殺されたのか、訳もわからず死んでいったのか。想像力を掻き立てられます。

このことを知った、母のサシクニワカ姫は、嘆き悲しみ、高天原に上って、神産巣日神(カムムスヒノカミ)に救いを求めた。
そうして神産巣日神は、ただちに
赤貝の女神蚶貝比売(キサガイヒメ)
ハマグリの女神蛤貝比売(ウムギヒメ)を遣わして、治療し蘇生させた。
キサガイ姫が貝殻を削って粉を集め、ウムギ姫がこれを待ち受けて、ハマグリの汁で解いた母汁を塗ったところ、大己貴は立派な男子となって元気に復活した。

・死と再生の話。母汁は母乳に見立てています。二人の貝の女神たちが施した処方は、古代の火傷の療法です。

ところが八十神たちは、これを見て、再び大己貴をだまして山に連れ込みました。
そして、大木を切り倒し、楔をその木に打ちたて、その割れ目の間に入らせるや否や、その楔を引き抜いて打ち殺した。
そこでまた、御母神が泣きながら大己貴を捜して発見し、すぐにその木を裂いて取り出して復活させた。

・八十神たちはどこで見てたんですかね? 母神の後をつけたのか、しつこいですね。
・大己貴は無抵抗なのか、抵抗むなしくもあえなく殺されてしまったのか。なんにせよ、どういう気持ちなのかわかりません。

母は「あなたはここにいたら、いつか八十神たちによって滅されてしまうだろう」
そう言って、すぐに木の国である紀伊国の家屋の神大屋毘古神(オホヤビコノカミ)の元に逃がした。
ところが八十神たちが捜し求めて追いかけて来た。
弓に矢をつがえて大己貴を引き渡せと求めた。
大屋毘古神は、木の股をくぐって息子を逃がし
「須佐之男命がおられる根の堅州国に行きなさい。
きっとその大神がよいように考えてくださるでしょう」と伝えた。

・兄弟たちは本当にしつこいですね。何が彼らをそこまで駆り立てるのか。プライドなんですかね?
・大屋毘古神はイザナギ・イザナミの子供です。覚えてましたか?
ただこのシーン、かくまってくれる神が日本書紀では名前が異なります。興味があれば確認してみてください。

※古事記の現代語訳と銘打ってはいますが、『古事記』は様々な解釈・考察がなされている作品です。このブログでご紹介するお話はあくまでも一説でございます。


posted by 香取神社 at 00:00| 日本の神話 ―古事記編― | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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