タイトルにございますように「こち亀」で有名な葛飾区亀有に鎮座する香取神社の公式ブログです。
我々ではホームページを更新できませんので、
このブログにて亀有香取神社の日々のちょっとした出来事、
細かなご報告ご案内等を更新していきたいと思います。
たまに神主や巫女の私事も書く事がございますが、
そこはもっと我々神主巫女をみじかに感じて頂きたく、何卒ご理解下さいませ。
現在は神主5人、巫女2人、事務方2人の8人体制でランダムに更新しております。


現在当亀有香取神社では公式Facebookを開設しております。
ブログではなかなか更新しきれない細かなご報告や写真など随時更新しておりますので、
是非ご覧下さい!
↓↓↓↓↓↓↓
亀有香取神社公式Facebook




2016年07月28日

古事記〜海幸彦と山幸彦A

こんにちは、神主のすおうです
本日も古事記の現代語訳を進めていきます。
前回は海幸彦と山幸彦@のお話でしたので、今回は海幸彦と山幸彦Aのお話です。
---------------------
ホヲリ命はここへ来る事となった経緯を思い出してため息をついた。
タマヨリ姫と父神が訳を尋ねると、ホヲリ命は兄弟げんかの有様を詳しく説明しました。

訳を聞いた父神は海中の魚を集めて、針を取った魚がいないか確かめました。すると、鯛の喉に何かが刺さっているではありませんか。

そこで鯛の喉を探り、刺さっていた物を取り出して洗ってホヲリ命に見せました。
そして父神は、針をホヲリ命に渡す際、
「この針を兄樣にあげる時には『この鉤は憂鬱な針の粗忽な針。貧乏針の悲しみ針だ』と言つて、うしろ向きに渡しなさい。
そして兄樣が高い所に田を作ったら、あなたは低い所に田をお作りなさい。
兄樣が低い所に田を作ったら、あなたは高い所に田をお作りなさい。
わたくしは水を司っておりますから、三年の間にきっと兄樣が貧しくなるでしよう。
もしそれを恨んで攻めてきたら、潮の満ちる珠を出して溺らせ、
もし謝罪してきたら、潮の乾く珠を出して生かし、苦しめなさい」
と言い、潮の滿ちる珠と潮の乾る珠の2つを授けました。
・逆のことを言って幸を遠ざける意味があります。この場合、幸(針)の悪口を言って、その恩恵を遠ざけようというたくらみがあります。

そしてサメを集めて、質問をした。
「ホヲリ命が人間の世界に行こうとしているのだが、お前たちだとどれくらいかかるか?」
「わたくしが一日にお送り申し上げて還つて參りましよう」
「それならお前に送ってもらおうかな。ただし海中を渡る時に恐がらせてはいけないぞ」

そうして、人が左右に手を広げたくらいの長さのサメが約束通り一日で送って行った。
そのサメが帰ろうとしたときに、ホヲリ命は紐の附いている小刀を解いて、その鰐の頸につけてお返しになりました。
なのでそのサメを佐比持(サヒモチ)神という。
・サヒモチは鋤であり武器でもあります。鋤を持っている神様という意味です。

こうして海神の教えた通りにして鉤を返しました。
呪いをかけたことによって非常に貧しくなった兄ホデリ命は荒い心を起して攻めて來ます。
攻めてきたときは珠を使って溺れさせ、謝ってきたら珠を使って救いだしました。
さんざん苦しめられた兄ホデリ命は、
「わたくしは今から後、あなた樣の晝夜の護衞兵となつてお仕え申し上げましよう」
と言った。
そこで今に至るまで隼人はやとはその溺れた時のしわざを演じてお仕え申し上げるのです。


※古事記の現代語訳と銘打ってはいますが、『古事記』は様々な解釈・考察がなされている作品です。このブログでご紹介するお話はあくまでも一説でございます。


posted by 香取神社 at 11:50| 日本の神話 ―古事記編― | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。